メール配信記録/稽古日誌 昇段レポート(一般部)








昇段レポート(一般部)

塚本 貴久 (つかもと たかひさ)

●所属:高島道場
●入会年月日:2005年06月27日(再入会)
●昇段年月日:2016年12月04日 
●職業:会社員

高校時代、黄帯まで稽古。事情により道場を離れていましたが、29才の時、長女の入会に合わせて再入会。(長男も続いて入会)。西大寺と高島を中心にして週2~3回の稽古に参加。また平日の休みを利用して南方道場での自主とレーニング等の地道な努力か実り昇段を果たしました。

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心身共に更なる高みを目指す
 
この度、昇段審査を受ける機会を与えて頂き、昇段まで指導して頂いた中川会長を始め藤島師範、池本師範代、片山先生、野崎先生、菊山先生、諸先生々、道場の皆様方、そして家族に感謝御礼申し上げます。

 私は高校生の時に一度入会していましたが、退会。三十歳を目前にして、もう一度空手がしたと思い、再入会しました。高島道場では高校生の時指導して頂いた野崎先生が指導されており、懐かしさを感じました。
 道場には週二回は通い、試合にも出場しました。再入会後初めての試合では、延長判定負けで酸欠になり立てなくなりました。緑帯の時に藤島先生に「必ずいい経験になるから」と言われ、一般Aクラスに出場しました。茶帯の先輩方に為す術もなく敗れましたが、これが茶帯の実力なのだと目標を立てることが出来ました。

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茶帯になりすぐに家庭の事情でしばらく休会し、数年後に復帰しました。体が動くようになるには半年位かかりました。秋の型試合に向けての審判講習に模擬試合の選手として参加しました。結果は惨敗。ただ型の順番を覚えてやっているだけという現状でした。
 二月に昇段講習を受け、冬に一次審査、来年に二次審査を合格するという目標を立てました。黒帯になるには今のままでは無理だと感じ、練習を改めました。

  最低週二回は道場へ行く、週二回のランニング、ウェイトトレーニング、休みの日に南方道場に昼間通いサンドバッグの打ち込みを行いました。一次審査に向けての型の練習では型の重要性を認識しました。型があまり好きではなかったのですが、姿勢、体の使い方、体の軸を意識する等、組手で体のバランスが崩れてしまう私にとって、とても良い練習だと実感しました。

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 一次審査は藤島師範、池本師範代に何度も見て頂き悪い箇所を修正して何とか合格しました。二次審査に向けては、組手の際の姿勢、腰の浮き沈みを意識し練習しました。型の練習も行い、正しい姿勢を常に意識するようにしました。スタミナは打ち込みとランニングでかなりついたので姿勢と技をきちんと受けることを意識し組手に臨みました。スタミナ面では問題無くダメージもありませんでしたが、受け返しではまだまだという実感でした。ですが、無事合格を頂くことが出来ました。

 茶帯から黒帯になることは大変難しいですが、今まで習ってきたことを一通り出来るようになるのが黒帯で、空手はここから更なる高みを目指していく出発点ということがやっと分かりました。まだまだ不十分なところだらけですが、現状のレベルを落とすことなく、組手・型共に練習に励み技を磨いていきます。体力・心もかなり成長出来たので、年齢は四十を越えましたが、更なる強化を行います。そしてこれから黒帯を目指す道場生の方への良きアドバイスが出来るよう日々精進し、道場発展の為に少しでも力になれたらと考えております。黒帯取得いう貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。押忍。

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[ 2017/04/03 13:00 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(一般部)

福永 典央(ふくながのりお)

●所属:美作道場
●入会年月日:2006年05月10日(再入会)
●昇段年月日:2015年09月27日 
●職業:会社員兼自営業

1998年津山道場に入会。競技試合に積極的に参加。恵まれた体格を活かした力強い組手で好成績をおさめています。怪我や仕事の都合で一旦退会していましたが、美作道場にお子さんと一緒に再入会。本人も認めるとおり型が苦手で、昇段一次審査で大苦戦。担当指導員や周囲の協力もあり、癖のあった技も大幅に改善されました。組手の2次審査は実力を発揮して見事クリアー。北分支部で行われているイベントには積極的に参加。有段者として自覚をもって行動してくれています。

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   ~有段者にふさわしい実力と風格を~
 この度は、昇段させて頂き、ありがとうございました。強くなりたいという想いで、道場に通うようになり、昇段を許されるまで、本当に長い道のりでした。
 黒帯は、いつかは取れたら良いなくらいの気持ちで、稽古に取り組んできました。 しかし、三年前、腰に激しい痛みを感じ椎間板ヘルニアと診断され、半年の間まともに稽古が出来ない状態を経験しました。大げさかもしれませんが、一生涯運動に制約がつくような病気になったとしたなら、私の空手人生は、茶帯のまま終わってしまうと考えるようになりました。

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腰痛も治まり道場に復帰してからは、昇段を目指して基礎体力の向上と型が上達するよう稽古し、一次審査の日を迎えました。 自信を持って挑みましたが、全く合格レベルに達しておらず、再確認という結果でした。
 後日、型の動画を、藤島師範に確認して頂き、修正点の指摘を受けました。 あまりの修正項目の多さに、くじけそうになりましたが、美作道場の先生方から励ましを受け、稽古を続けることができました。そして、型は確認指導ながら二次審査に進めることになりました。

 2次審査の試合組手を意識し、岡山県大会に、出場することを決めました。そこで、足の甲を骨折する怪我にあい、稽古ができないまま時間だけ過ぎていきました。思わぬアクシデントに見舞われ、焦りを感じました。 
 怪我の完治後は、今までの分を取り戻すように稽古に励み、二次審査を無事に終えることができました。しっかり稽古してきたつもりでしたが、実際は、体が気持ちについてこず筋力面、体力面に課題があることを、思い知らされた一日でした。
 後日、伝統型を再度確認して頂き、ようやく合格することができました。

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今回、昇段審査を経験して、型に対する意識が変わりました。今までは型を稽古しても組手とは別物で、強くはなれないと思っていました。そのため、ほぼ取り組むことなく、筋力アップや体力向上に努めてきました。 しかしその考えが、自らの成長の妨げになっていたことに気付かされました。
 型の動作を、実戦でそのまま使えるか、それは(今の自分には)分かりませんが、一方で、腰の回転から技を放ち、脱力することで動きにキレが生まれ、重心を意識することで、バランス感覚が養われる。とても優れた稽古法だと、今更ながら気付かされました。

そう思えるようになったのも、審査の度に指摘を受けた箇所を、私と一緒になって考えてくださり、ご指摘をして下さった、鳥越先生のおかげだと思っています。 また、井上先生と森先生には、常に気持ちが前に向くような声をかけて頂き、精神的に支えて頂きました。
 美作道場の先生方には、この度の審査期間中、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 これから、黒帯を締めて、より一層の努力を重ね、有段者として恥ずかしくない、実力と風格を身につけて行きます。

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[ 2016/04/22 14:06 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2013.09.15)

福田尚起(ふくだ なおき)

所属道場:津山道場
昇段年月日:2013年9月15日
職業:会社員
入会年月日:
2008年11月12日 

入会当初から、他流の経験もあってか、比較的スムーズに動けていました。
水泳を本格的にしている影響もあり、身体全体のバランスがとれています。組手では、サウスポーの為、前内下段を多くもらって苦労してたように思いますが、見事に克服し、逆に下段は得意技にまでなっています。これには、福田さんの、芯のある人柄が顕れていると感じます。今回の審査での経験は必ず今後に活かされることと思います。


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●感謝の気持ちを忘れずに、日々精進。

この度は、昇段審査を受ける機会を与えて頂きましたこと、そして、有段者として認定して頂きましたことを重ねてお礼申し上げます。憧れであり夢であった黒帯を自分の腰に巻けることが大変嬉しく思います。御指導いただきました中川会長をはじめ、藤島師範、池本准師範、黒石先生、並びに諸先生方、そして苦楽を共にし、稽古に励んだアスリナ道場の皆様方には改めてお礼を申し上げたいと思います。

 私は幼少の頃より大の格闘技ファンで、ボクシングやプロレスなどテレビ観戦をしたり、友達と有名選手の技の掛け合いを楽しんだりしていました。段々と成長していくうちに、憧れから自分自身もっと強くて格好良い男になりたいという気持ちが強くなってきて、社会人になり他流の空手道場に入門したが長続きせず、ただその思いだけで留まって平凡な日々を送っていました。

そんな時、『極真カラテ』の看板が目に留まったのです。「高校生や20代の若い人中心でやっているんだろう・・・」と思いながら見学に行ったところ、学生や若い人はもちろん、自分と同年代もしくは年配の方々が汗を流して稽古に励んでいました。武道とは、生涯現役で出来るものとは聞いていましたが、実際にそれを目の当たりにして心の奥から沸々とヤル気が出てきたのです。「30代半ばを過ぎた自分でも、まだやれる!いや、まだまだこれから!今度こそ本気で空手をやってみよう!」と決意し入会しました。

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 始めのうちは週2回の稽古がきつく感じ、目標を達成するまで体力が持つのだろうか、それはもとより空手を続けていくことが出来るのだろかという不安や迷いが生じました。仕事を終え、心身共に疲れた時や暑い日、寒い日には、正直怠け心がおき、道場に行く足が重くなったこともありました。しかし、そんな時こそ稽古に行くと、いい汗を流し仲間からのアドバイスや励ましがあったり、空手について語り共感し合うこともあったりして、段々と空手をすることが楽しみや喜びとなりました。「とにかく続けられる所まで続けてみよう!」という気持ちになり、道場に通いました。

常に目標を掲げ、一歩一歩昇級でき、帯の色を順調に替えていくことが出来ました。しかし、黒帯への道は平坦ではありませんでした。茶帯二級の審査の三人組手は、想像以上に手厳しく、過酷なものでした。組手は自信があるからという安心感や安易な考えが、心身共に叩きのめされた瞬間でした。体力だけは誰にも負けない自信があっただけに私にとっては相当なダメージでした。

それからは、稽古だけではなく体力作りに水泳やランニングも取り入れ、体力及び持久力、そして下半身の強化を図りました。また、組手中心の稽古をしていた私は、伝統型が苦手で大変苦労しました。昇段の審査に向けて、道場では先生や先輩方に丁寧に指導して頂き、家でもランニングの後に型を練習しました。そして、待ちに待った本番。緊張もあったのですが、思いもよらない箇所でのふらつきで再審となってしまいました。またもや挫折を味わいました。

「日々努力を重ねてきたのに・・・なぜ上手くいかないのだろうか」と考え、「茶帯までよく頑張ったからもう、ここで終わってもいいだろう」とあきらめの気持ちが生じました。しかし、黒石先生を始め、道場の仲間、そして家族はそんな私を温かく受け入れながら、「あともうひと頑張り!」とあきらめずに応援してくれました。

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ちょうどその頃、津山道場で謙虚に努力を重ねてきた先輩方が昇段したり、少年部に通う私の娘達も苦手な項目に真剣に取り組み、昇級する姿を目の当たりにしました。うつむく私を前に向かせ“あきらめるな!”“やればできる!”と、口には出しませんでしたがその姿から教えてもらった気がしました。

強くなりたいと思って始めた空手。初めは、相手を倒す技を覚える、体力の向上など、表面的なことばかりの上達を夢見てきたように思います。もちろんそれも大事ですが、それだけでは強くなれないことが本当によくわかりました。昇級ごとに勉強してきた“心のあり方~心の方程式・メンタルタフネス・人としての徳性について(五徳)~”“正しい生き方~八正道・六つの善行・十の悪行~”が私に変化をもたらし、真の空手道を歩ませてくれたように思います。

出来ないとあきらめず、前向きに考え努力し続けていくことの大切さは、私生活や仕事に活かすことができました。礼儀正さ、人を敬う、そして、感謝の気持ちを忘れないということは、人としてのまさに美徳だと改めて感じました。正しい考え方や心の持ち方次第で、空手に限らず、あらゆる物事に対してやる気が起こり、続けていくことが可能になるのだと思いました。

黒帯を締めるということは、決してゴールではなく、あくまでも通過点であり、新たなる試練への再スタートであると思います。私にとって空手道とは、誇りであり、勉強であり、師匠であり一生涯の目標であります。男として父親として、一人の人間として努力と感謝の気持ちをいつまでも忘れずに、生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全う出来るよう、日々精進し続けていきたいと思います。

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[ 2013/11/26 16:26 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2012.12.05)

山田孝明 (やまだ たかあき) 

所属:津山道場
昇段年月日:2012年12月02日
職業:公務員
入会年月日:2007年05月09日
 

空手暦5年9ヶ月。大変、穏やかな方ですが、人一倍、自分自身には厳しく、稽古には、ほとんど休むことなく参加され、特に、県外に単身赴任になってからも土曜日には、戻って来られ、それまでと同じように稽古で汗を流されました。親子ほども違う若い生徒と同じように稽古をこなす姿勢には頭が下がります。これからも後輩の良き鑑として道場を盛り立てていただきたいと思います。

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●道場のよさを伝えていきたい

この度、昇段審査に至るまでに成長させて頂いたこと、また、初段位を認定して頂いたことに対し、中川会長を始め、藤島師範、池本師範代、黒石先生、片山先生、各先生方、各道場の皆様方に心より御礼申し上げます。

 私は、子供の頃から格闘技が好きで、中でも極真空手に魅力を感じ、人間は鍛えればこんなことも出来るんだと子供ながらに感動していました。習ってみたいと思いながらも、当時は近くに道場はなく、友人に誘われたこともあって家の近くにある少林寺拳法の道場で中学から高校の間、汗を流しました。

それから三十年程の月日が経ち、ある日子供が突然空手を習いたいと相談してきたので、私はその時、津山道場の看板が目に浮かび、親子四人で道場の見学に行くことにしました。

基本稽古、移動稽古、組手稽古を見学しているうちに三十年前に習いたかった極真空手が実際に目の前に存在する。習える年齢ではないかもしれないが、せめて基本だけでも修得したい。

実際にどんなものなのか少しでもいいから知りたいという思いが募りました。黒石先生に「私でも習うことが出来ますか?」と尋ねると、「もちろんです。」と言われ、そこから私の空手修行が始まりました。

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 空手を始めて約4ヶ月が過ぎ、橙帯の審査を受けた時の事です。前におられた先生が私に「突きの時、軸がぶれています。少し力が入り過ぎですよ。」と指導してくださいました。

その時は理解できずに続けていると、先生が私のところへ来て、「やはり軸がぶれています。体軸をぶらさず突くこと、蹴ることが大切です。それから、上半身と下半身の動きがバラバラです。」と丁寧に指導して下さいました。

普段の練習ではその様なことはなかったのですが、審査のため力が入り、上半身が左右に振れていたのは確かです。その時、改めて基本の難しさを実感しました。審査の結果は厳しく、子供は9級、私は10級という結果で、息子からは笑われてしまいました。

しかし初めての審査で、力が入ると体軸がぶれること(基本の中でも重要なこと)を早い段階で指導していただいたことは、今となって本当に有り難いと思っております。

今回の昇段試験前にも藤島師範から、組手の練習においても軸のブレ、姿勢を崩さないよう注意を受け、自分の動きで相手の姿勢を崩すことが大切だと指導され、今考えると昇段試験に直結する内容でありました。各段階の審査を受けることによって何を是正し、どの様な練習をすれば良いかが確認できることなど審査会の重要性を実感しました。

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 道場で実施される各イベントには自分を向上させてくれる宝物がたくさんあります。組手試合、型試合、それらに出場して自分の力量を知り、精神力、集中力、忍耐力等を向上させる。講習会に参加し考え方、組手・型の練習法、着眼のコツ等思いもよらないようなことを知ることが出来ました。

そしてそれらを参考にして繰り返し稽古することで、以前の自分と比べて色々な面で強くなっている事に気付きます。それらは直接仕事面、私生活においてもプラスに働き、この年齢になっても尚、肉体的、精神的にも向上し、気持ちが前向きになってきます。

空手を始める前の自分と今の自分を比べて感ずる事は、色々な面で自信が持てるようになった事、プラス思考で物事を考えるようになった事、物事を冷静な目で判断しようとする事などが上げられます。本当に続けてよかったと実感しております。

 最後に、このような素晴らしい空手を学べる喜びを与えて下さいました各先生方、道場の皆様、昇段に至るよう導いて頂き誠に有難うございました。今後は黒帯を締めて心を新たにし、道場訓にあるように極真の道を全うすると共に、少しでも多くの人にこの道場の良さを伝えていきたいと思います。


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[ 2013/07/30 13:54 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2013.06.23)

横山壮一郎 (よこやま そういちろう) 

所属:妹尾道場
昇段年月日:2013年03月03日
職業:会社員
入会年月日:2007年03月31日


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これからの稽古大切に

空手を始めたのは六年前です。若い人も年配の方もみんな熱心に頑張っている姿に惹かれて入門しました。試合にも積極的に参加し緑帯までは順調に昇級できましたが、茶帯になると昇級に対して抵抗が生まれました。理由は審査項目に型があったからです。その頃は動作の意味などは理解せず、強弱、緩急をつけることなど二の次でした。そのため二級の審査も1級の審査も型は再確認でした。

 1級を取得して1年くらいたって、「昇段を目指す。」と口では言っていましたが、型の練習はいつも後まわしでした。当時は組手試合が近づくと補強以外は何もしない、しばらくゆっくりして次の試合が近づいてくるとまた補強以外何もしない、といった日々の繰り返しでした。

 変化なく時間が過ぎ行く中、多くの人が昇段していく姿を羨ましく見ていました。その裏で自分の才能のなさを痛感していました。もともと体の使い方におかしな所があるようで、先生方に「お前の動きはよく分からない。何かがおかしい。」と型をやるたびに注意されていました。それでも先輩の丁寧な指導もあり、少しずつは上達していたと思います。しかし無駄に力んだり、必要なところで力が抜けたりする悪い癖を克服することは出来ず昇段はまず無理だと完全に自信を失くしていました。

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 そのような中、1級をとって二年がたった時の年末の忘年会は大きな転機になりました。藤島先生のところにお酌に行くと開口一番、「もう早く決断しろ!。次の三月の審査に決めろ。」と強く促されました。それは自分の弱気な姿勢に対する指摘でした。返す言葉もなく中川先生のところに行き「今年は型が駄目で昇段できませんでした。」と報告すると、先生は飲みの席にも関わらず熱心に助言を下さり、自分の悪い部分がどうしたら直るか考えて下さいました。

そして「じゃあ、今ここでやってみろ。」と言われ、みんなの視線が集まる中、平安四をやりました。突然のことで型試合を遥かに凌ぐ緊張感がありましたがやり終えてみると「最初がおかしいだけでそんなには悪くない」という言葉をいただき、気持ちが楽になりました。同時に「少しは進歩してるし決して昇段は無理じゃない。」と自信が持てるようになりました。

 それからは三月の審査に向けて型最優先で必死に練習しました。稽古が終わった後には先生や先輩が緩急のリズムや呼吸、力の入れ方、抜き方など細部に至るまで徹底指導して下さり、型を体に染み込ませていく実感が得られるようになっていきました。

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 結果、春の審査では硬くなりすぎて再確認になりましたが、六月に合格を認めていただくことができました。
 入門してこれまでを振り返ってみると一番学んだことは「正しい努力」です。それまでは何事もひたすらガムシャラにやるのが自分のとりえだと思っていました。しかし、周囲に耳を傾け、自分に何が必要か考えながら取り組むことがいかに大切かを知ることができました。
 
 最後に不器用な自分をここまで導いて下さいました中川先生、藤島先生、池本先生、片山先生、そして励まし支えて下さいました先輩方、心から御礼申し上げます。何かにつけてセンスのない下手くそな自分ですが、だからこそ今後も正しい努力を忘れず続けていこうと思います。

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[ 2013/07/30 13:41 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2013.03.03)

松村幹和 (まつむら みきかず) 

所属:高島道場
昇段年月日:2013年03月03日
職業:会社員
入会年月日:1992年02月28日
 

地元島根から就職で岡山に配属されたのを機に入会。仕事のため思うように稽古に参加できませんでしたが、地道にコツコツと稽古を積み重ねてきました。21年という年月をかけての昇段は、継続することの大切さと素晴らしさを改めて示してくれました。この経験を活かし、後輩の良き道標として更に精進してもらいたいと思います。

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●人間性と実力を兼ね備えた人になれるよう

この度は、昇段審査の受審を認めて頂き又昇段を認定して頂いた事、心より感謝申し上げます。又、指導して頂きました中川会長をはじめ、藤島師範、池本師範代、各先生方、道場の皆様方にこの場をかりてお礼申し上げます。

私が、高島道場に入門してから早21年がすぎました。21年といえば私の人生の半分以上の年月になるわけですが、その間にはいろいろな方に出会い指導を受け一緒に稽古をしたりしましたが、今ではほとんどの方がおられなくなり、私もいつの間にか古株になってしまいました。改めて考えると自分でもよくやめずにやってきたなと思いますが、同時にあっという間だった様な気もしています。


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入門したきっかけは、就職先の関係で島根県から岡山県に配属されたのを機に、以前より興味のあった極真空手を会社の先輩と見学に行った事からでした。…入門したのは私だけでしたが・・・
当初は、高島道場と南方道場に通い基本の構えや移動を教えていただきました。最初は、なかなか技を憶えられず苦労しましたが、体を動かす事でストレス解消にもなり楽しみながら道場に通っていました。

緑帯までは順調に昇級していましたが、2級の茶帯を受けるのには体が小さい事もあり組手に自信がもてず、何年も受審を拒んでいました。今思えばもっと早くチャレンジすればよかったと後悔しています。その内、高島道場の稽古だけに参加するようになりましたが、同世代の方々と練習後に補強やサンドバックトレ-ニングなど自主トレーニングに励みながら試合に向け頑張っていました。試合結果は一回戦負けが多く悔しい思いをする事が多かったのですが・・・

 昇級はというと、茶帯の2級・1級を取得する際、再審査や再確認などあり、自分には才能が無いのでやめようかと考えることもありましたが、その度に諦めずに続けていればいつかは初段が取得出来るのと思い、踏みとどまっていました。

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1級になり2人目の子供が生まれるタイミングに合わせて昇段審査を受けてみたらとの声をいただきましたが、当時の私は10人組手を完遂する自信も無く、いろいろな理由をつけて結局受審しませんでした。

それから何年も経ち、仲間の一人から実力はあるのだから一緒に昇段試験を受けようと誘われ受審する事を決意しました。審査前型を中心に稽古を行いましたが、稽古不足もあり結果は型・組手共に不合格でした。

この時、さすがに諦めかけましたが、昇段審査が1次(伝統技)・2次(組手技)に変更したと聞き再度挑戦してみる事にしました。まずは型です、高島道場で青木さんに一つ一つの形や足の運びかた緩急のつけ方などを教えていただき、改めて基本稽古の大切さを痛感しました。他の道場にもなるべく行くようにし、とにかく回数をこなさないといけないというアドバイスを受け、家や会社でも空時間には型の練習をしました。そのかいもあり審査の少し前に、やっと藤島師範から今のが出来れば合格だよとの言葉を頂く事ができました。

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 当日は早めに会場に行き最後の確認をして挑みましたが、結果は平安4が再確認で合格とはなりませんでした。ショックはありましたが、足腰の弱さや組手の課題である圧力への弱さなど、今後やるべき事が明確になり、モチベーションを下げずに2次の審査に向け取り組む事が出来ました。

それからの3か月間は、基礎体力をつける事と退らず前に出るという事をテ-マに練習しました。高島道場では真鍋さんにミットトレーニングにつきあってもらい、他の道場でも先生方やいろいろな方にアドバイスや励ましの言葉をかけていただきました。その内、私の中にどんな状況でも前に出るぞという強い気持ちができ、少しずつですが組手のスタイルが変わったように感じられました。

 当日は、緊張もしていましたが、自分を信じて頑張ろうと思い、再確認の型は大きな失敗もなくこなす事が出来ました。その後は基礎体力やミット打ちと体力を消耗し、最後の組手の時には既に疲れ切っていましたが、ここで踏ん張らないとまたいつもの自分にもどってしまうと思い、気力を振り絞って絶対退らないという気持ちで挑みました。

組手の内容は手数が少なく納得のいくものではありませんでしたが、終わった後にみなさんによかったよと言われなんとか合格を頂く事が出来ました。
 まだまだ黒帯としては実力不足ですが、これからも精進して帯の色に恥じない様な、人間性と実力を兼ね備えた人物になれる様頑張りますので、ご指導よろしくお願いします。

 

[ 2013/07/30 13:38 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2012.10.07)

四橋 英二 (よつはし えいじ)

所属:津山道場
昇段年月日:2012年10月07日
職業:会社員
入会年月日(空手歴):2007年01月10日入会(5年10ヶ月)
 

入会された時から、ひたすら真剣に稽古に取り組んでこられました。真夏の暑い時も、冬の寒い時も、年齢を感じさせない前向きな稽古姿勢は皆の良きお手本となっています。入会当初は動きの硬さがやや気になっていたのですが、昇段審査会以降は、しなやかさがでてきており、これからの更なるスキルアップに期待したいと思います。

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~多くの人の支えに感謝~

この度は昇段審査受審の機会を与えて頂きまして、ありがとうございました。
又、昇段を認めて頂きましたことを重ねて御礼申し上げます。
指導して頂いた先生方や道場生の皆様に心から感謝致します。

 私が空手を始めて6年近く経ちました。体力の保持や日常のストレス解消といった軽い気持ちで入門しました。
真新しい道着を着て礼をすると気持ちも引き締まり、「空手を長く続けよう」と心に決め、週2回の稽古は休まずに道場に通うことを目標にしました。

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最初は体も思うように動かず、基本技や簡単な型でさえ満足に出来ませんでした。

体全体を使い隅々まで意識して動作しなければならない空手は複雑で難しく、基本・移動・型組手と覚えなければならないことが多すぎるなと感じました。

しかし、それが私にとってはとても新鮮な魅力でした。

なんとか技を習得したいと思い、稽古に通いました。

空手の稽古は48歳でやるにはキツイ内容だと思いました。

稽古を重ねていくにつれ、昇級審査を受けて帯の色が上がっていき、茶帯になった頃からは、基本・移動・型・組手はそれぞれ別々のものではなく、繋がっているということ、空手とはただ突いて蹴って相手を倒すだけではないといった奥の深さを感じるようになりました。

そして、茶帯1級を取得して1年近く経った或る日、黒石先生より昇段審査の話がありました。

まだまだ自分には実力が備わっていないのに昇段審査を受けて良いものかと非常に戸惑いました。

黒帯になるためには、実力が備わるように努力してみようと思い、今回の受審の決意をしました。


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黒帯取得という目標に向けて、道場稽古の他にウエイトトレーニングや心肺機能を高めるランニングなど自主トレーニングにも取り組みました。

そして、普段から健康管理をする、組手では怯まないで前に出ていく精神力を養う、自分に厳しくしてだらしのない生活をしないといったことを心がけるようになりました。

昇段審査が近づくにつれプレッシャーを感じましたが、今までの積み重ねを信じて精一杯やれば大丈夫と自分に言い聞かせて審査に臨みました。

審査内容では、体力的、精神的にも厳しい面がありましたが、無事乗り越えることができたのも、先生方、道場生の皆様の支えがあったからからだと思います。

今回の審査を通じて、常に目標を持ちそれに向かって一生懸命取り組む過程が自分自身を成長させてくれるということを実感しました。

道場稽古では、礼儀作法から人との接し方、苦しい時に諦めない精神面の強さも必要ということ、その他多くのことを学ぶことができました。

そして多くの人に支えられながら今の自分があるということに感謝しております。

また、親子ほどもある年齢差や職業の違いを越え、空手という共通点のおかげで様々な人と出会えて一緒に汗を流すことで人と社会と繋がっていると感じることに喜びがあります。

黒帯になるというひとつの目標を達成しましたが、これからも道場理念にありますように「心を磨き、人格を高める」ことを目標に努力精進していきたいと考えております。



[ 2012/12/19 15:47 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2012.06.17)

水内章博 (みずうち あきひろ) 

所属:岡南道場
昇段年月日:2012年6月17日
職業:会社員
入会年月日(空手歴):2007年1月26日入会(5年6ヶ月)
 

高校時代に設立間もない岡山支部に入会。緑帯まで取得するも一旦退会。
20年を経て、息子さんの入会を機会に自身も再入会。白帯からの再スタートとなりましたが、忙しい生活の中、時間を捻出し、週1~2回の稽古にコンスタントに参加。
高校時代には叶わなかった念願の黒帯を取得。今後も社会人の良き鑑として稽古に励んで頂きたいと思います。


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~人としての正しい生き方が出来る武道人として成長していきたい~

この度は、昇段審査を受審させて頂き、また有段者として認定頂きました事を心より感謝申し上げますとともに、この場をお借りいたしまして、中川会長をはじめ、藤島師範、池本師範代、片山先生、諸先輩方、道場の皆様方に心よりお礼申し上げたいと存じます。

 今回私が空手を始めるきっかけとなりましたのは、私が以前(高校の時期)に空手指導を受けておりました、中川先生(現会長)の空手道場に自分の息子を入門させたいと思い、伺ったところ藤島先生に勧められて、自分も二十一年ぶりに再入門させて頂き、約五年が経過し現在に至っております。

稽古に参加してみると、高校時代に一緒に稽古していた青木先生もおられ、更に奥さんやお子さんも稽古されており、時の流れを感じると共に道場を通じた人との関わりや巡り合わせに感謝の気持ちで一杯になりました。

 復帰した当初は、空手を稽古することが懐かしく、稽古の日は本当に楽しい日々でありましたが、やはり年齢が四十歳を迎えていたので、体が思うように動かず無理をしすぎると肉離れを起こす始末で一ケ月道場に通えなくなるようなこともありました。

高校時代、緑帯で退会していた私が、茶帯を取得した時には中川先生より「一つ上がったな。」とのお言葉を頂き、嬉しさがこみ上げると共に、黒帯を意識するようになりました。


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その後も、組手大会や型大会の出席を重ねておりました或る日に池本先生より「昇段審査を受けてみませんか」とお話を頂き、はっきりと自分の中での目標が昇段達成となっていきました。

そして目標を達成する為には何を努力するべきかを自分なりに考え昇段に対して1パーセントでも可能性を上げる為の取組みを計画し、日々の生活の中にも折込み、少しでも目標に近づけるように日々努力を致しました。
 そして昇段審査の日を迎えることとなりました。

審査の日の心構えとして、①自分に自信を持つこと。②自分の持てる力を精一杯発揮して絶対諦めないこと。③審査の日、一日を楽しんで行うこと。と決めて昇段審査に臨みました。
  
審査中は全ての項目に自信を持って満足いく内容で出来たとは言えませんが、昇段を受審する許可を与えて頂いた先生や道場の皆様の期待に応えなければと思い、緊張とプレッシャーの中で、精一杯努力し、諦めることなく審査に挑めたと思います。

そして審査終了後は、本当にしんどい思いをしましたが、一生懸命取り組んだことへの達成感がありました。

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 今回昇段をし、高校生の時に達成できず後悔していた極真空手の黒帯の夢が四十五歳となって達成することが出来たことは、自分にとって本当に喜ばしい結果となりました。

高校時代は自分が強くなることに一番の関心がありましたが、社会人となってからの空手の稽古において、自分の一番大きな成長は、『正しい物事の判断を常に出来る心』と『何事にも折れない心』を持つことが社会生活の中で重要であることを空手の稽古を通じて改めて再認識できたことではないかと思います。

今現状の社会生活環境の中での自分にとって、とても大切な内容でありました。そして何よりも道場で出会えた方々が自分の大切な思い出となりました。

 最後に、今回の昇段審査までの間、御指導頂きました先生方、諸先輩方、道場生の皆様、そして私の家族に対して、改めて御礼を申し上げます。

これからも人としての正しい生き方が出来る武道人として心と体を鍛えて成長してまいりたいと思いますので、今度とも御指導の程宜しくお願い致します。押忍




[ 2012/08/06 16:24 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2011年06月26日)

高橋 賢次 (たかはし けんじ) 妹尾道場

2011年6月26日昇段
自営業(高橋製作所)
2002年12月3日入会(空手暦9年3ヶ月)  
  

9年前に妹尾道場に入会。水島や倉敷道場にも参加し、世代を超えたムードメーカーとして道場を盛り上げてくれています。初めての昇段審査では再審査となりましたが、4年を経た再審査では見事な組手をみせてくれました。イベントの裏方としても協力してくれ、今後も道場を支えてくれることを期待しています。

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~日々堅忍不抜の精神で精進していきたい~

この度は空手修業の新しき門出となる昇段をお許しいただき、ありがとうございました。私は子供の頃、TVや雑誌等で空手バカ一代を読みふけっていた世代です。当時16歳の私は友人に、「極真空手を習いに行こう」と誘われたのですが、私は青春のすべてを大好きな車やバイクに注ぎ込んでいました。
やがて結婚し、子供も生まれ、仕事と育児に追われる中、ふと「あ~、なんか足らない」と思うようになっていました。タウン情報を手に取り、アスリート道場に電話、妹尾道場へ見学に行くと、そこには当時師範代であった藤島先生がおられました。私は藤島先生の巧妙な話術に魂を乗っ取られ、その場で入会を決意したのでした。

緑帯の頃までは楽しく空手を学ばせていただきましたが、茶帯を締めた頃から、上級者としての責務を努めなければならなくなった私にだんだんと目に見えぬプレッシャーが軽く、時々重くのしかかってきました。
私は白帯の頃から大会や行事があるごとに出向いてはスタッフやお手伝いを欠かしたことがありませんでしたが、それだけではなく、先生が伝えたかったのは、集団の中の個にあらず、集団の中の先頭に立て、後輩の見本たれと、言いたかったんだと勝手に思っています。

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そんな茶帯ライフを楽しく過ごしていると、当時倉敷道場で稽古をしていた同輩の田中さんから「昇段審査を一緒に受けませんか!?」と声をかけられ、「押忍、やりましょう」と返事をしました。今思うと、誰かに昇段の声をかけて背中を押してほしかったんだと思います。それからの4ヶ月半は自分史上ありえないほどキツイ鍛錬の日々が続きました。そんな中、仲間のみんなは我が事の様に快く交互にミットを持ってくれたり、タイムキーパーやアドバイスを真剣な面持ちでやってくれました。

審査当日。張り詰めた空気の中、程よく緊張した自分はたぶんそつなく型審査までを終え、あとは最大のヤマ場十人組手を残すばかりとなりました。一人二人と組手が進むにつれ、対戦相手から受けたダメージと心肺の疲労から思い通りに動けず、それでも気持ちだけは前へ前へ向いていました。仲間の励ましの声援や掛け声がとても嬉しく思えました。最後の対戦相手との組手を終え、何とか倒れずに終えることができたと安堵していると道場生や仲間が「よく頑張ったな!」っと声をかけてくれました。その瞬間、嬉しさのあまり、滝のように涙があふれてきました。

しかし、結果不合格。私にとって受け入れがたいものでしたが、一旦下りた決定は二度と覆せません。それからの四年間、私は暗闇の中を七転八倒しながらもがき続けました。夜中に何度飛び起き、うなされ、暴れ、やがて何事においても感動できなくなり、信用しなくなり、心も動きを止めてしまいました。そんな私を見るに見かねた妻と娘が、ある日ユニクロで黒のベルトを買って来てくれました。彼女達なりの気配りでしょう。娘が言ってくれました。「私は緑帯でやめたけど、父さんは昇段審査を受けられただけですごいよ。胸を張って!」と…。
時折道場に顔を出すも、後輩達の黒帯を見、落ち込むのが嫌で自然と道場に顔を出すのが嫌になっていました。

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しかし、このままでは自分の気持ち、存在までもが風化してしまうことになる。それではいけない。“勝つまでやったら必ず勝てる”2011年の2月、片山先生に再審の意志を伝えました。
とにもかくにも今の身体を闘える体にしなければと思い、山本さんにコーチをお願いして、快く受諾していただきました。審査までは4ヶ月しかありません。短時間で仕上げる為にはそれなりの強度を必要です。稽古のたびに小松原初段と組手をし、今の自分の身体の状態を見極めるようにしました。復帰後間もない頃はそれはひどいもので、上段は止めてもらうは、中段はもらうは、足払いでこけるは、みんなの前で散々な赤っ恥をかきましたが、自主トレの打ち込みなどで、自分でも動きが変化していくのを感じることができるようになりました。

再審査当日…前回と違い、ものすごい肝がすわってる自分を感じました。対戦相手の波間さんや横山君、仲間や道場生の方が多々が私にエールをくれる中、気を引き締めました。
好きな技が相手にとって効かせられる技であるとは限らないと思い、今回は大好きな上段系足技は封印して、地道に下段と突きと中段の幸せ3点セットで闘うことに決めました。本戦・延長・再延長もなんとか最後まで攻めきれました。

審査も無事終わり、藤島師範に「十人組手と試合組手の両方を経験された受審者としてどう感じましたか?」と聞かれ、あわてて、「どちらも対戦相手の方に敬意を払える高いハードルです」と答えました。
空手を始めて9年、空手のかの字から帯の結び方、何もわからない私に気を配り、心魂尽くしていただき、手取り足取りここまで育てていただいて感謝しています。この経験を糧により良い空手人生を全うしていきたいと思います。黒帯の重さと責任を背負い、日々堅忍不抜の精神で精進していきたいと思っています。
押忍、ありがとうございました。



[ 2012/06/13 15:28 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2012年03月04日)

波間 博史 (はま ひろし) 妹尾道場

2011年12月4日昇段
会社員
2005年6月18日入会(空手暦6年8ヶ月) 
 
     
6年半前に息子さんとともに入会。人望の厚さからか、職場のみならず、PTAや地域の役員などもこなしながら、水島道場の稽古に参加。真面目な稽古姿勢と目標達成に対する意志の強さで昨冬、見事に昇段を果たしました。イベントなどにも積極的に参加。真摯な人柄で皆に慕われています。

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~更に努力して技量を伸ばしていきたい~

自分は今からちょうど六年半前に入門しました。入門後しばらくして、仕事の帰りに参加できる水島道場を稽古の拠点に選びました。当時の水島道場は、一般部の黒帯の方、次期黒帯取得を狙う学生達で独特の雰囲気があり、当初は気持ちでは負けない様にと思いつつ、体力的に本当について行けるのだろうかという不安もいっぱいでした。

入門当初、藤島先生から目標を尋ねられ、「やるからには黒帯を取りたいです!!」 と、ハッキリ答えたのを思い出します。あの頃、一緒に練習させていただいた上級者の方々みたいになりたい。という思いで、一生懸命練習しました。帯も緑帯位にならないと、組手でもあまり相手にしてもらえないと感じましたので、昇級試験も最短で受審し茶帯取得までは割と一気に行ったと思います。

茶帯を締めるようになって上級者の方の組手の対応も変わり、自分の中で壁を感じました。話しは少しそれますが、自分は本来、争うことも痛いことも嫌いです。しんどい事も大嫌いです。ですから、組手試合は出たくないというのが本音です。しかし、嫌と言えない部分も強い為、入門時から数回出場させて頂きました。

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 初めて出場した試合は、今でもよく覚えています。開始の号令と共に対戦相手が突きの猛ラッシュ。「手を出さなければ負ける!!」自分も必死に突きを出し続けました。今、思い返すと単なる体力勝負だけの試合内容でしたが、その試合に勝って、案外、自分は負けず嫌いなんだという点と必死になると体力もなんとかなるかも、という自信が芽生えました。このときの経験は昇段組手にも生かされました。序盤フェイントを多用しつつ、前脚の内外への下段蹴りを強打し、相手に下段を警戒させて、チャンスを見て入り込んで、下段突き、レバーへのカギ突きを入れたいと考えていました。

しかし、始まったばかりの段階で、右の下段蹴りを出した瞬間に肉離れを起こしてしまいました。なんとか相手に悟られない様、近間の突き中心に戦いました。次の合目までのインターバルの間に痛みが激しくなり右足ふくらはぎをテーピングでグルグル巻きにして試合に臨みました。初めは、今の実力を出し切ることが目標でしたが、「接待負けない!!」 という気持ちになっていました。それは相手に対してもですが、「今の自分」や「与えられた状況」に対して、よりその想いが強かった様に思います。緊張と興奮で、おぼろげにしか覚えてないのですが・・・

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 思い返せば、初めて戦った試合、本当に酸欠になる位、苦しいと思いました。でも、最後まで諦めなかった。その経験と自信が今回も自分を助けてくれたと思います。茶帯を締めた頃の壁。黒帯の変わることによって新たな壁も現れてくると思いますし、入門時憧れていた有段者の先輩方にもまだまだ遠く及びませんが、これからも歩を止める事なく精進していきたいと思います。

 諦める事なく思い続け、動き続けて行けば、必ず自分なりの達成感を味わえると思います。
 これからも更なる努力で技量を伸ばして行きたいと思います。
 最後になりましたが、藤島師範を始め、諸先生方、一緒に練習して頂いた皆さん、家族に本当に感謝しています。今後もより一層お世話になると思いますが、何卒宜しくお願い致します。 押忍


[ 2012/06/12 15:46 ] 昇段レポート(一般部) | TB(0) | CM(0)