IBMA極真会館 岡山県本部  昇段レポート(女子部)








昇段レポート(女子部)

原田寿美 (はらだひさみ)

所属:津山道場
職業:主婦
入会年月日:2004.04.28
昇段年月日:2009.12.06


娘さんと一緒に津山道場に入会。他流派の空手経験もあり順調に昇級。主婦業の傍ら、空時間を捻出するなど地道な稽古姿勢は後輩のお手本です。昇段審査では伝統型の確認があったものの、その後の稽古で改善し昇段を果たしました。現在も岡山で行われるイベントにも時間がある時にはスタッフとしてお手伝いしていただいています。

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~理想の動きを求めて

昇段審査会終了の声で、一気に緊張と涙腺が緩み、人前でありながら涙が落ちそうになりました。
年頭より年末の受審を目標とし、一日の内の20分は必ず自主稽古の時間にするという地味な方法なりに昇段審査会を目指した、私の空手の一年が終了した声でした。

昇段審査の緊張は今迄の審査とは比べものにならないもので、日程が近づくにつれて、胃は痛くなり、食事では噛むことが面倒になり、追い詰められ、(審査さえ)終わればそれだけで幸せになれると確信していました。


原田(白)07.jpg原田(型試合上から写真)

やっていた稽古以上のことは出せない。応援の声はよく聞こえる。審査中に思ったことで覚えているのは、この二つだけで、余りの緊張に意識が飛んでしまったようです。審査終了後、浮遊した精神状態がしばらく続きました。

(結果は型の確認)

一週間過ぎて、型の再確認をしていただくための稽古を始めました。
自分に使える時間は、自主稽古にあてていた一年でしたが、意識の足りないものでした。再確認のための稽古は、細かい指導で何度も直していくものでした。そして、ここまで一つ一つを意識した自主稽古はしていなかったと気付かされました。審査会の、あの恐ろしい緊張感を道場稽古にも感じていなければいけないのです。白帯から、何度も審査を受け、何度も感じ、そして何度も忘れる私は本当に未熟です。黒帯を頂くことに畏れを感じます。私が帯を頂けるのは、その力があるからではなく、力を得ようとする努力を信用されたからだと、深く心に留めます。帯に相応しい人間になりたいと思います。克己の人でありたいと思います。

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理想の動きがあります。筋力、体力に頼らない、重心移動で体を動かす力まない動きです。そして練られた型が組手へと転化していく動き。いつか体感したいと思います。とても楽しいことに思えます。6年間指導してくださった先生方、道場生の方々、すべての方々に感謝致します。

そして、成人女性道場生仲間であり、真摯な姿を見せて下さる、定廣さんと青木さん。御二人の努力と勇気には頭が下がります。何度も勇気を頂きました。

皆様、本当にありがとうございます。
 
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[ 2017/06/23 16:47 ] 昇段レポート(女子部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(女子部)

定廣 典子(さだひろのりこ)

所属:水島道場
職業:主婦・会社員
入会年月日:2004年4月

主婦業と会社勤務のかたわら、週2回から3回の稽古に参加するとともに、時間をみつけて自主トレーニングに励んでいます。 2009年の冬季審査で組手再審査という結果になりましたが、前向きな努力が実り、2010年の春季審査で昇段を果たしました。大会などのイベントでも積極的にスタッフとして参加し道場を支えてくれています

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●中学生の娘と一緒に入会…最初の頃は
普通の主婦で育児も落ち着き、自分のやりたいことを見つけようと探していた時、アスリート道場のチラシを見つけ、中学に入学したばかりの娘を連れて体験入門に参加し入会しました。
いざ稽古にいってみると男の人ばかり、上下関係が厳しく、怖いイメージで、場違いなところにきてしまったと思いながらも、自分に『頑張れ、頑張れ』と言い聞かせながら稽古に通っていました。続けているうちに、話しを出来る仲間もでき、先輩方の基本や型、組手は綺麗で格好よく、私もそうなりたいと思うようになり、空手の世界にのめり込むようになっていきました。自分の力を試すために、初めて試合にも出場したときは体力不足のため惨敗しました。相手も初めての試合で余裕もなく、パンチをだしながら前に出てきました。パンチだけで前に出るだけで勝ちになるのか、他の技は不要なのか日々の稽古でおこなっている受け返しは必要ないのか。…等と疑問に思うとともに、もう試合には出たくないと考えるくらい過酷な試合でした。

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●上級者になり…心境が変化
気持ちに少し変化が芽生えたのは、茶帯2級の審査を受ける前でした。受審の許可がもらえず、厳しい思いをしました。それまで多少の自主練習はしていましたが、練習方法が分かっていなかった為あまり上達していなかったようです。この時目が覚めた気がしました。稽古や自主トレーニングにも積極的になり、自分なりに充実した練習ができました。目的を持って稽古に励み、組手試合や型試合にもすすんで参加し、緊張感の中で、練習の成果がどれだけ出せるか自分に試練を与えました。そうして、1級審査まで頑張ることが出来ました、自分の中ではここまでが空手での目標でした。私にとって黒帯は夢のまた夢のことであり、無縁のこととして捉えていました。

●昇段審査を見学…私には無理だと感じたが
緑帯の頃、昇段審査で行われる10人連続組手を、見学する機会がありました。凄い感動で本当にこんな世界が存在するのだと興奮しました。根性がないと出来ない、過酷な修行をしてきたのだと感じました。もう少し若ければ、チャレンジしたいと思い残念だと諦めていたのです。
先生から昇段審査の話しが出たときは、『私が昇段できるのですか』と思わず聞いてみたくなりました。昇段するための組手の練習は過酷というイメージがあり、仕事や家事や色々な行事で時間が取れないと思ったのです。同じ境遇の女性である津山道場の原田さんに、昇段について聞いてみると。1年後の12月に一緒に受けようと言ってくれたのがキッカケで、昇段に対する意識が大きく変わりました。

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●昇段を目指し…一年間の稽古
ちょうど、この時期に昇段の組手審査の内容が、10人連続組手から、1人を相手にする試合組手に変わりました。練習時間があまり取れない社会人も昇段できるようにするという配慮でした。いつになるかは分かりませんが挑戦してみようと思いました。
その為には家での練習も必要です。家のことが疎かになることも含めて期間限定で理解してもらうことができました。そして実現に向けて計画書を作成し、1年間、昇段のことだけを考えて稽古に励んでいきました。一般稽古の後の自主トレーニングは勿論、家での筋力トレーニングやランニングを増やし、足腰を鍛えるために歩くだけでもしようと決めました。伝統型では審査ぎりぎりまで、注意を受けながらも許可をもらいました。

●冬季審査…結果は組手で再審査
12月の審査当日、伝統型は強い意気込みで望み、自信をもって演武ができましたが、組手は放心状態になってしまい、何もできないまま終わってしまいました。結果、型は合格だったものの組手は再審査でした。100%の力は出せたとは思っていなかったので予想はしていましたが、ショックは大きかったです。自分には昇段は早すぎたのかもしれない、教えていただいた先生方や応援したくれた家族に申し訳ないと思い稽古に行くのが嫌だったのですが、気持ちを切り替えて頑張ることにしました。

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●再審査に向けて稽古…そして当日
再審査は組手だけなので、苦手な突きに重点をおいて稽古しました。 翌年3月の再審査当日、1試合目は、突きもほとんど出せず、本戦で負けてしまいました。このままでは、今までの練習が無駄になる、次の試合では絶対に100%の力を出し切る。突きで戦う、自分から積極的に攻めると自分に言い聞かせました。そして2試合目では自分の思ったとおりの動きができました。延長戦、そして再延長戦までになりましたが、攻撃力も最後までおちることなく、完全燃焼することができました、試合の結果も判定勝ちをもし、これが勝つということなんだと感激しました。

●審査で合格…努力すれば夢はかなう
結果は合格でした。諦めずに再審査を受けて本当によかったです。努力は必ず報われるということを、自ら体験することができました。昇段審査でたくさんのことを学び、感じることができました。目標を持って努力する。そして、努力すれば夢はかなうとことを教わりました。教えてくださった先生方に感謝します。道場の仲間や家族に感謝します。みんな私を支えてくれたかけがえのない大切な人たちです。夢は叶いましたがゴールはなく、課題はまだ沢山あります。目標を失わないように、これからも稽古に励みたいと思います、そして、後に続く人たちや仲間たちに、少しでものお役に立てれば幸いです。これからも宜しくお願いします。ありがとうございました。 押忍

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定廣(体験集合)
[ 2017/06/22 16:40 ] 昇段レポート(女子部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(女子部)

青木雅代(あおきまさよ)

所属:南方道場
職業:主婦
入会年月日:2004年11月

有段者であるご主人の勧めで入会。高島、南方道場を中心に週2~3回の稽古に参加されています。継続的な努力により伝統型の試合では常に上位入賞を果たすなど、前向きな稽古姿勢は後輩の良きお手本になっています。またイベントではいつもスタッフとして協力していただき道場を支えてくれています。高島道場では職場での経験を活かして中高校生の指導も手伝ってもらっています。


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~自分の内面と向き合った昇段審査~

●楽しみながら稽古…師範からの一言
緑帯になり二年経った頃、藤島師範に、「茶帯の審査を受けましょう。」と言われ、頭の中が真っ白になりとても驚いたことを今でもはっきり覚えています。私は今までに、二度、左目が見えなくなり、網膜剥離の手術をしていました。元々、網膜そのものが弱く、強い衝撃や振動、強い光などで網膜が破れやすい状態にあり、過去には、十年以上続けたハンドボールやスキーも、二度目の手術を境にきっぱりとやめてしまったこともあったからです。そのような理由もあり、茶帯以上の審査を受審するということは、私にとって非常に危険なことであり、皆無なこととして受け止めていました。
又、その頃の私は、昇級を目ざすということよりも、「目の悪い自分が再びスポーツが出来る」という満足感と喜びが先に立ち、自分のペースで楽しみながら道場に通っていたように思います。その為、師範から頂いたあの言葉に人並み以上に驚き、あの言葉が忘れることの出来ない一言になったのです。

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●茶帯を目指して…上達を感じられない日々に悩む
私の中の茶帯以上の先輩方のイメージは、とても強く、道場に来られるとその場の空気が引き締まり、一緒に稽古をするだけで緊張し圧倒され、物怖じしない内面から滲み出る風格に自然と魅了されるような特別な存在でした。
そんな先輩方を見てきたので、審査を受けるからには中途半端な気持ちで受けることは出来ないと思うようになり、初めて帯の色を意識するようになりました。まず、ポイントを絞ったかなりの練習量が必要だと感じ、今までの数倍、練習量を増やしました。しかし、練習をしても自分のイメージ通り体が動かず、上達どころかむしろ後退しているようにさえ思え、出来ない自分が情けなく、腹立たしく、帰りの車の中で涙が止まらないことも多くありました。自分自身ではどうしようもないほど不安が募り、思い切って師範にその思いを伝えてみると、「その気持ちはよく分かる。僕も中川先生から、『今やってることがすぐに結果に繋がるとは限らない。数ヵ月経って結果が出る場合、一年経って結果が出る場合もある。』とよく言われていた。いつになるか分からないけど、結果に繋がる日が来るから、大丈夫です。」と言ってくださいました。その日から不安はあるものの、師範の言葉を心の支えにし、今出来ていることと出来ていないことを明確にし、時間がかかること意識すればすぐ直せることを整理し、今まで以上に意識的に練習に取り組むようにしました。

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●昇段を目指して…自分の内面と向き合う
審査当日の三人組手では頭への衝撃がないように配慮してくださり、心配だった組手も何とか無事に終えることが出来ました。その後、再び師範から、「十二月に昇段審査を受けましょう。」という言葉を頂き、「昇段」という言葉に大きな戸惑いがあったものの、思い切って受審をすることにし、その日に向けて準備を始めました。
この昇段審査を受けるにあたり、テーマとして、「自分自身の内面と向き合う」ということを掲げることにしました。その理由の一つに、昇段レポートに「空手道と人間形成」という課題があったこと。もう一つの理由として、昇段審査の前に型試合があったことです。
レポートを書くにあたり、道場に入会した時から今までのことを振り返ってみると、初めての審査で「道場理念」を覚えたことを思い出しました。

●道場理念…自分自身にあてはめて
昇段審査を期に初心に戻り、この道場理念の意味を改めて考えてみようと思いました。 アスリート道場が大切にしている、「人としての正しい生き方を求めること」「人と社会の為に生きることの出来る高い人間性を養うこと」その具体的な考え方が解説の中に書かれており、自分自身をこの文章にあてはめてみることにより、自分自身と向き合うことを余儀なくされたように思います。
又、審査直前に型試合があり、自分を追い込むには良い機会だと考え、試合に出場することにしました。この試合では、誰かに勝ちたいとか、何位を目ざしたいとか、一切思うことがありませんでした。それよりも、「こんな型がしたい。」とか、「自分が出来ていない部分が、少しでも先生が教えてくださっているイメージに近づくようになりたい。」など、気が付けば自分自身に心が向いていたように思います。
これらの事柄から、「自分自身の内面と向き合う」ということが、自然なこととして昇段審査に向けてのテーマになったように思います。

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●4か月間の稽古と生活…感情のコントロール方法を学ぶ
それから約4ヶ月間、仕事、私生活、空手の練習とすべてに於いて常に自分自身と向き合う生活を意識して送るようにしました。感受性の強い私は人の言葉で心が揺れることが多く、ストレスも受けやすい生活を送っており、「このままではいけない。なんとかしたい。」と考えていました。
そんな中、審査当日のことを想像しながら練習を重ねていると、次第に感情をコントロールする方法が身についてきたことを感じ始めるようになっていました。
練習の中での経験から、当日、自分自身の心をコントロールする方法として私が準備したことは、「一つのことに集中する」「一つの動作に心を込め淡々と行う」と、「自分のもっている力を、今、その時間にすべて出し切る」という三つのことでした。
「審査当日のでき具合はどうだったか?」と聞かれると、自分がどんな動きをしていたか、思い出そうとしても記憶があいまいでよく分かりません。ただ言えることは、常にこの三つのことを意識することで自分自身の感情をコントロールすることが出来たと思っています。緊張し、自分を見失ったりするのではないか、しんどさに負けてしまうのではないか、準備はしてきたものの出来ないのではないかと、ぎりぎりまで不安に思っていましたが、いつの間にか不安を感じていたことすら忘れていました。

●平常心…できない自分を認める
この審査で、自分自身の心を安定させること、つまり、「平常心」を保つことが出来る考え方が身に付いたことを確信しました。また、緑帯の時にあれだけ悩んでいたことも、今、振り返ってみると、あの時、師範が言って下さったように、練習の成果を少しずつではありますが、実感できるようになってきました。「出来ない自分を責めるのではなく、出来ない自分を認め、出来るようになる為に方法を考え努力を続けることが大切だ。」ということも自分自身の体験として学ぶことができました。
これから大切なことは、この審査に向けて実践してきたことや考え方を続けていくことだと考えています。まだ意識しないと出来ないこともあるので、人生の課題として自然と身に付くよう、常に、自分自身と向き合いながら生きて行きたいとも考えています。最後になりましたが、目のことを理解してくださった先生方や道場生の皆さん、又、昇段に向けて自分自身の様々な感情を出すことのできる環境がアスリート道場にあったこと、それらを全て受け入れて下さった先生方と出会えたことに深く感謝したいと思います。ありがとうございました。

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[ 2017/06/22 16:15 ] 昇段レポート(女子部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2014.10.05)

木戸 晴南 (きど せいな) 

南方道場所属
公務員
2004年2月7日入会(空手暦10年10ヶ月)   
2014年10月5日昇段  
  

先に稽古をしていた弟の影響で中学1年生の時に入会。真面目で素直な性格で吸収も早く、茶帯までは順調に昇級。大会等でも好成績を残しています。高校受験、大学受験、就職活動等の時期と重なり休会する時期もありましたが、地道に継続。現在は仕事をしながら稽古に励み、夏の審査で昇段を果たしました。
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●社会人として、子ども達に正しいものの見方・考え方を伝えていきたい

私が空手を始めたのは、10年以上前になります。すでに習っていた弟に誘われ、付き添いのような形で体験に来たのがきっかけでした。もともと体を動かすことは好きだったので、毎週の稽古はとても楽しかったです。

初めは自分の身を守るために、必死に練習に励んでいました。当時、私の通っていた中学校はひどく荒れていて、間違ったことが力で通り、正しいことは嫌われ、荒れた人たちが自由にしていました。私は自分に危険が及ばないように隠れながら、見て見ぬふりをして毎日学校生活を送っていました。

そんな中、稽古を重ね、進級していくと、正しいことをしっかり正しいと言えるようになりたいと思い始めました。そのためにも、まずは進級して心身ともに強くなっていきたいと思い、茶帯までは順調に進級しました。

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空手を習い始めて、自分の中で大きく得た物は、強い心と人としての正しい生き方だと、今は思います。
高校受験、大学受験を乗り越えて、落ち着いて昇段のことを考え始めたのは大学生の時です。

大学4年生の頃に受けた昇段1次審査から2次審査を受けるまで、2年かかりました。1次の型の審査に合格してから、2次の組手の審査はすぐに受けることができませんでした。

打ち込みの直突きや下突きの力が弱いという弱点があったからです。それを克服するために、打ち込みの練習を真剣に始めました。足に体重をかけ、力強く突くことを意識して、組手や打ち込み練習に取り組みました。

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しかし、就職活動や大学の卒業論文など、次々に大きな行事があり、忙しくて稽古に行くことができませんでした。そんな忙しい私のために、たくさんの方が協力して力を貸してくださいました。

先生方には打ち込みのメニューを考えて練習に組み込んでもらったり、先輩方には稽古後に打ち込みの相手や形を見てアドバイスをしてもらったり、周りの人にたくさん支えられました。

卒業して社会人になってからは、より一層稽古に通う時間はなくなり、平日は1回も参加できませんでした。仕事は、想像以上に過酷なもので、つらいこともありましたが、この10数年の空手の稽古で得た強い心がずっと私を支えてくれました。

道場で友達や先輩や先生に話を聞いてもらい、特に藤島先生はいつも暖かく力強い応援をしてくださって、本当に心強かったです!

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働きながら隙間の時間を見つけて臨んだ2次試験は、「自分なりの組手がなんとかできた」という感覚でした。「もっと練習時間があれば…もっとこういうことができたのに」と悔いることはやめて、今の自分に与えられた時間を最大限に活用する方法で練習をしてきました。

10分程度の空き時間で、筋力トレーニングをしたり、学校の階段を何度も登ったり、重い物をわざと選んで運んだり、家で打ち込みをしました。「昇段」を考えてひたすら体力面・技術面を練習する期間は非常に短かったのですが、常に心は鍛えていました。心と体は繋がっているのだと、昇段を目指していた2年間で本当に実感しました。

これからは、さらに忙しくなると思いますが、前向きに考えて、時間を作って稽古に励んでいきたいと思います。また、今度は一人の社会人として、子供達など後輩にも様々なものの見方・考え方を伝えていきたいと思います。

最後になりましたが、今まで指導し励まして下さった先生方、先輩方、道場生のみなさん、本当にありがとうございました。みなさんと出会えたことを、心から感謝しています。これからも、よろしくお願いします。

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[ 2015/02/03 14:06 ] 昇段レポート(女子部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2014.03.05)

堀瀬紗英 (ほりせ さえ) 南方道場

2014年03月05日昇段
高校2年生(昇段時)
2003年03月22日入会(空手暦12年) 


小学1年生の時、二人のお姉さんの影響で空手を始める。いつも明るい笑顔と前向きな発言で道場の雰囲気を明るくしてくれました。上級者になる頃には組手にプレッシャーを感じていたそうですが、立ち向かうようにして稽古を続け苦手意識を克服。昇段審査受審査を目指して周2回、それぞれの道場の先輩達からのアドバイスを素直に聞きながら実力を伸ばし昇段を果たしました。今後は受験生として生活が中心となりますが、空手で培ってきた精神を活かして乗り切っていくことでしよう。

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社会に貢献できるような人に

武道とは、人を倒す、打ち負かすために力をつけるということでなく、自分自身が己に打ち克つこと、今の自分の能力を高めていくことだと私は考えます。その結果として、自分自身の精神力や肉体が強くなることで周りの人を守る力がつくことに繋がり人間性も高められていくのだと思います。
また、武道では身体が小さかったり、力の弱い女性であっても、強くなることができ、人を守れることもできるようになります。
私の尊敬する女子の先輩が、大学生時代、同級生の男子が皆に迷惑かつ危険な行動をとっており、やむえず道場で習った護身術で危険を回避することができたと聞きました。
その先輩の外見は、筋肉質なわけではなく、ごく普通の女子大学生です。
ですが強い正義感と勇気、男性にも負け来技を持っていたため、立ち向かうことが出来ました。
そのことを聞いたとき、私は尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
彼女は空手を始める前から正義感や勇気をもっていたと思いますが、空手を学んだことで、より人間性が高められ、このような行動が出来るようになったと思います。

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 私は二人の姉の影響で小学1年生から空手を始めました。
始めた当初は、稽古前に先輩や友人と触れ合うことがとても楽しく、稽古でも先生に褒められると嬉しくて、毎週空手の稽古に行くことがとても楽しみでした。
ただ、小学4年生になった頃から組手が少しずつ怖いと思うようになり、積極的に技を繰り出すことが出来なくなり、あまり組手が好きでなくなり、空手に行くのが、少し嫌になった時期がありました。

しかし空手を辞めたいという考えはなく、休んでいたら余計に行きにくくなると思い、継続して稽古に参加していました。
そんな時期に私は次の言葉に出会いました。「恐怖を感じるものがあるなら、それにあえてぶちあたれ、さして何回もぶちあたっていれば少しづつ恐怖は小さくなりいつか乗り越えられる。」そこで私は、組手から逃げずにむしろ積極的に取り組むようにしました。
そうすることで、組手に対する恐怖心も少しづつ克服することが出来るようになってきました。

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 高校二年生の秋、目標としていた昇段の一次審査(伝統技)を受審しました。
審査前、二つの道場の稽古後に先輩方に時間を取ってもらい指導してもらいました。
先輩方は忙しいにもかかわらず、いつも熱心にコツや改善点を教えてくれました。
一次審査が近くなると、より細かい部分まで指摘してくれました。おかげで一次審査は無事通過することができました。
一次審査は通過したものの、自分の思うように型を完璧ににすることが出来なかったので嬉しい反面、悔しさが残りました。
そのため二次審査では、一次審査以上に努力しようと思いました。
ところが思いとは裏腹に予定が合わず稽古に行く回数が減ってしまいました。
そこで私は、自宅で基礎体力などのトレーニングに努めました。道場稽古では先生が、余り稽古に参加できない私のために別メニューを作ってくれていました。
他にも稽古後に残って一緒に練習してくれる先輩や友人、後輩達が帰り際に、「頑張れ」、「お疲れ様」と声をかけてくれました。その声掛けには本当に励まされました。

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そして挑んだ二次審査でしたが、残念な結果に終わりました。
特に組手では精神的にも肉体的にも自分の未熟さを実感しましたが、再審査に向けて組手の恐怖心を克服すること体力面、技術面の強化励みました。
私が受け切れなかった技が得意な人と積極的に組手をしたり、先輩に、その技を沢山だしてもらうようお願いしたりして、その技に対する対応の水準を上げるよ練習しました。
ランニングの効果で体力的にも自信がつき。先生や先輩からの細やかなアドバイスの御蔭で技術的にも前回よりもよい状態にもっていくことが出来ました。
まだ組手に対して恐怖心はありましたが、これまでに練習してきた成果を思う存分に出すこと。とにかく諦めずに粘ることほテーマに、前向きに気持ちを切り替えて当日の審査に挑みました。

結果は見事合格することが出来ました。皆の「おめでとう」という言葉がとても嬉しかったです。
以前、ある人に言われた、「道を極めるには、十年かかる」という言葉の意味が空手を始めて十二年経った今、少し分かった気がします。
 今後は、有段者としての自覚を持ち、一社会人として恥ずかしくない行動をとっていきたいです。
そしてこの十二年間、空手を通して学んだ、物事に立ち向かう勇気や感謝の心、諦めないで努力する気持ちを持ち続け、周りや社会の為に貢献できるような人になりたいと思います。 押忍

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[ 2014/07/28 14:37 ] 昇段レポート(女子部) | TB(0) | CM(0)

昇段レポート(2011年12月04日)

渡邉 眞由 (わたなべ まゆ) 水島道場

2011年12月4日昇段 
中学3年生(昇段時)
2004年5月20日入会(空手暦7年9ヶ月) 

     
妹さんの数か月後に入会、熱心なお母さんの影響で前向きに稽古に取り組み、順調に昇級。岡山県(ジュニア)大会などでも入賞を果たすなど組手の強さは折り紙つき。中学に入り、腰を痛めたため、しばらく運動は無理との診断を受けたものの、見学でもいいからと稽古に参加。みんなのサポートをしながら出来る稽古だけの日々を送っていました。その後、腰の状態も良くなり、一層稽古に励み、昇段を果たしました。

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~続けることの大切さを~

 私が空手を始めたのは、小学2年生の時です。きっかけは、先に入った妹の見学に行き、みんな楽しそうに稽古をしている姿を見て、私もすぐに、入ることにしました。週一回の稽古が本当に楽しみでした。
私は、小学校の時から背が高かったおかげで、試合に出て優勝することができました。少し図に乗って練習をさぼっていると、次の試合の時勝てずに悔しい思いをしました。その経験から、練習をこつこつする大切さを学びました。

中学に入っても空手を続けると決めていました。バスケと空手の両立で大変でしたが、どちらとも楽しく張り切っていました。しかし、中学2年の春、私は腰を疲労骨折してしまいました。
最初は稽古に行ってもただ見ていることしか出来ず、周りの人達が本当にうらやましかったです。

その時は、自分のことしか考えることができず、人を思いやる心を忘れてしまっていました。しかし、妹が昇段を目指し、大変な練習もあきらめず努力している姿を見て、苦しいのは自分だけではないということに気付くことができました。妹が昇段できたときは、自分のことのように嬉しかったです。
それから私は、前向きな発言や思考をもつように心がけました。空手ができなくても、積極的に声を出したり、みんなの動きを見て勉強することによって稽古に行くことがとても楽しかったです。

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しかし、腰が一向に良くならず、病院で検査したところ、今度はヘルニアになっていました。医者から、「もう空手はやめたほうがいい。」と言われた時はショックで頭が真っ白になりました。
どうして、自分ばかりけがが続くのだろうと悩んでいた時、道場でもらった今週の一言が今でも忘れられません。それは、「あなたに起こることはすべて正しい 大切な出来事の意味を理解するためには成長しなければならない」というものでした。
その言葉がきっかけで、「けが」という意味をきちんと理解するようになりました。また、リハビリに通い続けることによって、理学療法士になるという夢を見つけることができました。

そして、私が最も嬉しかったことは、藤島先生が腰に負担のかからない練習方法を考えて、私に教えてくださったことでした。それまでは腹筋や背筋しかできなかったのに、とても嬉しく、稽古が本当に楽しくなりました。
けがが治るまで1年以上かかりましたが、この期間で体を動かすことのありがたさを知れたのと同時に、将来の夢を見つけることができたので今では感謝しています。
けがから復帰した私は、すぐに昇段を目指すようになり、毎日2時間、型の練習に励みました。今まで見ていることしか出来なかったので、型の練習はとても楽しかったです。道場では、先生や先輩方が丁寧に指導してくださったので、昇段審査では自信を持って型をすることができました。
しかし、二次審査の予習のためにやった組手審査では、体力が無く途中であきらめてしまいました。どうして私は最後まで頑張らなかったのだろうと思うと今でも悔しくなりました。そして審査が終わった後、途中であきらめてしまった自分にとても腹が立ち、涙があふれてきました。帰りの車の中で、これからはどんな状況でも絶対にあきらめないと自分の中で誓いました。

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一次審査に合格した私は、けがから復帰して試合に一回も出ていなかった為、自分の組手や体力に不安を感じ、中四国交流大会に出場することを決意しました。試合の為の練習は本当に苦しく、時には悔しくて泣いてしまうこともありました。
しかし、その練習を最後まであきらめなかったことにより、精神的にも強くなれたと思います。試合当日は復帰戦と言うこともあり、緊張よりも楽しみのほうが大きかったです。
リラックスして試合に臨んだ結果、自分の得意な前蹴りを多く出すことができ、優勝することができました。母や妹が泣きながら喜んでくれていたので、とても嬉しかったです。そして、この試合で自分の組手に自信が持てました。

 二次審査の時、普段は試合にもほとんど来なかった父が応援に来てくれました。家族の声援が大きな支えでした。組手審査では、2回とも再延長になり、本当に苦しかったです。
しかし、たくさんの人の声援が励みとなり、最後まであきらめずに戦うことができました。審査が終わった後、多くの人に支えられたからここまで頑張れたということに改めて気付きました。
小さい時から、いつも練習に付き合ってくれたり、私がどんなに苦しい状況にいても「お母さんはいつも眞由の応援団だから。頑張って。」と励まし、応援してくれた母に本当に感謝しています。
今後はけがを通して学んだ、あきらめずに続けていくことの大切さを後輩に伝えていきたいです。
それと60歳まで空手を続けていくなかで、思いやりと感謝の心を忘れずに稽古に励みたいと思います。いつも、温かく見守り応援し続けてくれた家族、先生方、道場生のみなさん、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。押忍


[ 2012/06/12 16:36 ] 昇段レポート(女子部) | TB(0) | CM(0)